スタッフのひとりごと 小さな巨人たち①(チェーン編・タイヤチューブ編)


自転車整備士・メカニックのタカダです。
前回のスタッフのひとりごと>>>これからメンテナンスご検討の方へ

今回は題して”小さな巨人たち”、いわゆる”縁の下の力持ち”のお話です。
少々具体的には『目立つ花形パーツではないけれど思いの外とっても影響力ある部分たち』のこと。
では早速本題を。

スポーツ自転車を構成する花形さんは、フレームやコンポーネントにホイールと、一般的にはやはりこの3大パーツであるかと思います(もちろんフォークも加わりますがここでは割愛)。
その部分を交換すると、たしかに外観をはじめ運動性能や重量面など、ビフォーアフターでわかりやすく変わることが多くとっても魅力的!
大きく・広く・華やかな目を惹きやすい箇所なので、新たなパーツを導入したいと思った際に、自然と優先的に触手を伸ばしたくなりますね♪
また、いずれもやや大きな金額になるケースが多いため、投資額に比例した満足感を得やすいところもその理由なのかもしれません。

ただその前に…
スポーツ自転車という構造体を確実性・安全面ともに土台から支えているパーツたちは、比較的目立ちやすい部分よりも目立ちにくい部分に多くあります。
捉え方によって花形3大パーツよりも軽視してはならない箇所と言えます。
その代表は『タイヤ・チューブ・チェーン』が主な3点で、消耗品と呼ばれるものです。
チェーンサンプル
ちなみに、”自転車整備士”と”メカニック”、双方の立ち位置での観点(整備士とメカニックはちょいと違うのです)からすると、もちろんシフト/ブレーキの各ワイヤーをはじめブレーキパッドなども加わってきますが、その辺りの部分は長文になりそうなので今回はあえて触れずに割愛します。

多くのパーツ同士が連動し合っている構造のスポーツ自転車。
もちろん、一つひとつ全てのパーツが影響力をもち大切ですが、大きな上物がいかんなく働ける環境作りは、そのベースを根元から支える部分たちが充分に機能してしっかり役割を担っていることが大前提となります。
建物に例えるのなら、
「いかに立派なお家であっても基礎や地盤部分が不安定であれば問題なく快適に永く住むことは難しい…」と言えるはずです。

そんな”縁の下の力持ちたち”はたかが消耗品・されど消耗品なのです。
タイヤは地面に唯一接している、チューブはそのタイヤを直接支えている、チェーンは駆動系の中で唯一全てに噛み合っている、所。

つまり、タイヤ・チューブ・チェーンの状態(鮮度や摩耗具合など)や性能(グレードや特性など)次第で、花形3点を含めた全体的なパフォーマンスが大きく変わります。
見方を変えると『比較的小さな投資で大きな効果が期待できるとっても小さな巨人たち』なワケであります。
チューブサンプル

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皆さまの安全快適で楽しく、そして健康につながるスポーツ自転車生活のお手伝いがかないましたら幸いです。
最後までご覧頂きありがとうございました。
タイヤサンプル